こんにちは。受付 冨樫です!
楽しいGWを過ごすこと出来ましたでしょうか?
5月6日(金)より通常診療しております(*^^*)
皆さまは ”アマルガム” と呼ばれる金属はご存知ですか?
アマルガムとは、「歯科用水銀アマルガム」の略で主に、
虫歯治療で使われる材料です。現在使用されることはあまり
ありませんが、20年程前では、このアマルガムと言う金属が多く
使用されていました。アマルガムは約50%の水銀を含む金属で、
他は銀・銅・亜鉛などで出来ています。
水銀は、常温で液体になる唯一の金属であり、湿気中では表面が徐々に
酸化される性質があるため、常に温かくて湿り気のある口の中では当然
アマルガムは劣化し、唾液が電解液として作用するため腐食していきます。
その他にも果物・野菜・コーヒーなどの酸も科学反応を起こす要因です。
噛むたびに摩擦熱で水銀を含んだ蒸気が発生し、肺に取り込まれ自覚の
ないまま吸収され、肝臓・腎臓・脳などに蓄積されていきます。
? どんな影響があるのか ?
水銀は神経毒性の強い金属です。頭痛・肩こり・不眠・イライラ・めまい
など原因不明の痛み等はアマルガムが原因の可能性もあります。
またイオン化した水銀が体内に入り、たんぱく質と結合すると過剰反応が
引き起こされ、金属アレルギーを起こす事があります。
? 胎児・乳児への影響 ?
水銀の影響で不妊症になりやすいという報告があり、水銀が胎盤を通して
胎児に届いてしまったり母乳から出て行く恐れもあると言われています。
以前、「妊婦はメカジキやキンメダイなどの魚を食べ過ぎないように」と
いう厚生労働省の発表がありました。これらの魚には水銀が蓄積されて
いるため、胎児に悪い影響を与えてしまうという理由があります。
アマルガムが身体に悪影響を与えている事が、最近わかってきました。
現在お口の中にアマルガムがあるのであれば、当院ではアマルガムを
除去することをお勧めします。院内にもアマルガムや金属についての
本を置いておりますので来院された際にはぜひ読んでみてください。